英語の歴史

英語はインドヨーロッパ語族ゲルマン語派西ゲルマン語群に属し、ラテン文字(英語アルファベット)を使用する言語で、ヨーロッパではイギリスアイルランドの公用語です。

 

イギリス・アイルランド以外でも世界中に話者が存在し、母語話者言語人口は3億人以上、母語に限らない純粋な話者人口でいえば11億人以上と世界一の規模です。ここではそんな英語の歴史について解説していきます。

 

英語の成り立ち

英語の歴史は古期英語(7世紀〜1100年)、中期英語(1100年〜1500年)、近代英語(1500年〜)という3つの時期に分けられます。

 

7世紀末頃に最古の英語文献が登場しますが、英語で記されたまとまった文献が出るようになるのはアングロサクソン年代記を始まりとする9世紀末頃からです。

 

アングロサクソン年代記とは

 

イングランド七王国時代にアルフレッド大王により書かれた歴史書。古英語により古代から七王国時代までの出来事が記されている、史学上非常に価値の高い史料。

 

その後ノルマン人によるイングランド征服「ノルマンコンクエスト」で英語は大変革を経験し(これで大量のフランス単語が英語に流入したことで、以降の英語は古英語とは全く違ったものに変わっていく)、印刷術の導入による急速な発展をみた15~16世紀頃にほぼ現在の形になりました。