ミニ国家というのは、その名の通り、国土面積が非常に小さい国のことです。一般的な国家の都市レベルの大きさで、極小国家、マイクロステートなどとも呼ばれています。ヨーロッパには、アンドラ、モナコ、リヒテンシュタイン、サンマリノ、バチカン、マルタといったミニ国家が存在します。
|
|
|
|
ヨーロッパのミニ国家一覧
規模が小さいといっても、これはあくまで人口や国土に関することであって、経済力を指標としたものではありません。経済力が小さい国というのは後発開発途上国と呼ばれ、これはまた別の概念です。ミニ国家は領土が小さくても、それなりの経済基盤があるため国家として成立しているのです。例えばバチカンは宗教的基盤を持ち、モナコやサンマリノ、マルタは観光資源を基盤に持ち、リヒテンシュタインは国際金融を基盤に持っています。
ミニ国家の軍事、いわゆる安全保障については、周囲の大国が代行しているケースが多いです。ヨーロッパでいえば、リヒテンシュタインはスイス、モナコはフランス、アンドラはフランスおよびスペイン各国の軍隊が防衛を行なうと決められています。
|
|
|
|