カスピ海の特徴|場所、歴史、気候、面している国など

カスピ海の特徴|場所、歴史、気候、面している国など

カスピ海の特徴|場所、歴史、気候、面している国など

カスピ海は東ヨーロッパと中央アジアの境界にある世界最大の湖です。裏海とも呼ばれます。周囲6000km/南北の長さ約1200km/東西の幅平均320km/水面積371,000km2※。

 

※水面積は年・季節による湖面標高により変化。

 

 

カスピ海の名前の由来

カスピ海は英語の「Caspian Sea」の日本語訳。Caspianとはかつてカスピ海沿いの南コーカサスに居住していた古代民族「カスピ族」に由来しています。

 

カスピ海の場所

カスピ海に面する国
  • 北:ロシア
  • 東:カザフスタン、トルクメニスタン
  • 南:イラン
  • 西:アゼルバイシャン

 

カスピ海に流れ込む川

  • ヴォルガ川
  • ウラル川
  • クラ川
  • テレク川

 

カスピ海の構成

カスピ海は南にいくほど深くなり、性質的な違いから北カスピ海、中カスピ海、南カスピ海に区分されています。それぞれの区域の特徴は以下の通りです。

 

北カスピ海
  • 大陸棚が発達
  • 平均水深が5〜6mと浅い
  • カスピ海全体の1%程度の水量
  • 塩分濃度が低い
  • 冬季には70cmの厚さまで氷結

 

中カスピ海
  • 平均水深190m(最深部は790m)
  • カスピ海全体の33%の水量

 

南カスピ海
  • 平均水深200m以上(最深部は1025m)
  • カスピ海全体の66%の水量

 

カスピ海の資源

カスピ海の沿岸では石油、木材、綿花、米などが産出され、海域にはチョウザメ、アザラシなどが生息しています。チョウザメ漁業が盛んで、チョウザメの卵キャビアの世界的産地として知られます。(近年はボルガ川の開発による水位低下で生産量が減少)

 

カスピ海沿岸の気候

北部:大陸性気候
南部:温暖湿潤気候

 

カスピ海の歴史

カスピ海の形成

カスピ海は今でこそ孤立した海ですが、かつてはテチス海の一部であり、アゾフ海、黒海、地中海を経て外洋と繋がっていました。およそ550万年前に大陸移動により陸地に閉じ込められました。

 

「カスピ海は“海”か“湖”か」論争の終結

カスピ海は歴史的には湖として扱われてきました。しかし湖と定義するか海と定義するかで国際法上の扱いが異なり、その決定如何で、沿岸国の中でも得をする国、割を食う国に分かれてしまうので、カスピ海の存在は沿岸諸国の対立要因になっていました。しかし2018年沿岸5カ国が結んだ協定により、カスピ海を海と定義したことで、ひとまずは長年の論争に終止符が打たれました。

 

 

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