アングロサクソン人/ケルト人/ゲルマン人の違い

アングロ・サクソン人とは、5世紀頃、ゲルマン民族大移動の一環として、現在のドイツ北岸からグレートブリテン島南部に移住したアングル人、サクソン人、ジュート人という3つのゲルマン系部族の混成民族です。

 

ゲルマン人というのは、アングロ・サクソン人を含めた、ゲルマン系部族の総称であり、スカンジナビア〜バルト海沿岸を原住地とし、4世紀後半から始めた大移動により西ヨーロッパ全域に勢力を広げていきました。

 

ケルト人は前7世紀頃からヨーロッパの中部〜西部に住んでいた先住民族で、前1世紀にローマ人に征服される前は、スカンジナビア〜バルト海沿岸から南下するゲルマン人の圧迫を受けていました。キリスト教化される前は、ドルイド教を初めとする独自の文化がさかんでした。