ヨーロッパにはピレネー山脈、アルプス山脈、カルパティア山脈、ウラル山脈など多くの山系があり、ヨーロッパ全体が温暖なこともあり、昔からこれらの山々には低地から高地にいたるまで多くの集落が点在していました。山に流れる川の恵みは人々の生活を支え、山で形成される「閉鎖空間」が人々の心の結びつきを強くしてきたのです。このカテゴリーとはそんなヨーロッパ人の歴史と切っても切り離せない山についての情報をまとめています。
ヨーロッパに走るウラル山脈、カルパティア山脈、アルプス山脈、コーカサス山脈、ピレネー山脈などの山脈は、ヨーロッパとアジア、西ヨーロッパや東ヨーロッパを地理的に区分する重要な基準になっています。そのため山脈の地理的特徴を抑えておくことで、ヨーロッパ全体の地理的理解も深まります。
最高峰:ナロードナヤ山 (1,894m)
所在地:ロシア、カザフスタン
延長:2,500km
ウラル山脈は、ロシアを南北に分断しているヨーロッパ最長の山脈群で、ヨーロッパとアジアを隔てる地理的境界線になっています。そのためロシアは政治的にはヨーロッパの国ですが、その国土はヨーロッパとアジア双方にまたがっていることになります。
最高峰:ゲルラホフスカ山(2663m)
所在地:スロバキア、ポーランド、ウクライナ、ルーマニア、チェコ、ハンガリー、セルビア
延長:1500km
カルパティア山脈は、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパの、ルーマニアからウクライナ、スロヴァキアなどにまたがる山脈です。岩石油、褐炭、天然ガス、岩塩、鉄鉱石、貴金属など地下資源が豊富に産出されます。
最高峰:モンブラン (4,810.9m)
所在地:スイス、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア
延長:1200km
アルプス山脈は、ヨーロッパ南部にある東西に横切る山脈で。、西欧・南欧・中欧の境界にもなっています。ヨーロッパ最高峰の山脈であり、「アルプスの少女ハイジ」などアルプスを題材にした作品も多い為知名度も高いです。大変自然豊かで、多種多様な野草や花々が植生しています。
最高峰:エルブルス山 (5,642m)
所在地: ロシア、ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニア
延長:1,200km
コーカサス山脈は、ヨーロッパ東南・アジア西北に位置し、黒海からカスピ海まで東西に走る山脈です。この山脈の主要を成す大コーカサス山脈は、ヨーロッパと西アジアを隔てる境界になっています。ギリシア神話では世界を保つ柱の1つと位置づけられています。
最高峰:アネト山 (3,404m)
所在地:フランス、スペイン
延長:430km
ピレネー山脈は、ヨーロッパ南西部にある山脈で、フランスとスペインの国境を形成しています。月面にある同名の山脈は、ヨーロッパのピレネー山脈にちなんでつけられた名前です。
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