黒海

黒海

黒海

 

黒海はヨーロッパとアジアの間に位置する海です。和名はトルコ語の「カラデニス(「黒い海」)」から。一見して独立した内陸海に見えますが、ボスポラス海峡、マルマラ海、ダーダネルス海峡を通じてエーゲ海と繋がっているため、あくまで「地中海の付属海」という分類になります。

 

黒海の人類史

その軍事的・経済的重要性から、古来より諸民族、国家の争奪の場であり、古代ギリシア人、古代ローマ人、東ローマ帝国と支配者が入れ替わっていきましたが、15世紀にはオスマン帝国が海上覇権を確立し、以後300年同国の支配下に置かれていました。

 

ロシアの進出と解放

17世紀からはロシアが南下政策のもと黒海への進出を開始し、ロシアとオスマン帝国の戦争が激化しますが、クリミア戦争でロシアが敗れて以降は中立化され、全ての船舶に航行が解放されるようになりました。