ルーマニア・トランシルヴァニアの郷土料理

 

ルーマニアには、トルコ、ハンガリーなど様々な国から影響を受けた魅力的なある食文化が存在します。ルーマニアでは、旬の時期にしか出回らない作物も多く、味が凝縮された食材を使った料理を味わうことができます。

 

 

ルーマニア食文化の特徴とは？

前菜として、牛乳や羊乳から作られるチーズやメゼルリと呼ばれる食肉加工品が食卓に並びます。また、メインディッシュとして様々な肉料理が存在します。

 

お酒もよく飲まれ、ラキウ（果実から作られる蒸留酒）はアルコール度数がかなり高いにもかかわらず、食前酒として愛されています。

 

ルーマニアでの主食は？

ルーマニアにおける主食は小麦で、丸型のやや重めのパンが食卓に並びます。ルーマニア料理を語るには、ママリガも不可欠です。

 

これはトウモロコシの粉に牛乳やバターを加え、よく練ってから蒸したもので、肉のつけ合わせとして食べたり、白チーズやサワークリームと一緒に食べたりします。風変りですが、味わい深い絶品です。

 

ルーマニアのスープは？

ルーマニアのスープはチョルバと呼ばれ、主に昼食時に飲まれます。小麦を発酵させたボルシェというものを入れるため、酸味が強くなっています。

 

代表的なものとしては、牛肉のスープ、チョルバ・デ・バクツァや、肉団子と野菜が入ったチョルバ・デ・ペリショアレが挙げられます。

 

他に、チョルバ・デ・ブルタと呼ばれる牛の胃袋のスープも人々に親しまれています。