都市は私たちのライフラインであり、人々の命や暮らし、文化的な営みを維持するための様々な機能(政治・行政機能・商業機能・交通・通信機能・教育・文化・娯楽機能・医療・福祉機能)が備わっています。そしてヨーロッパにはそういった機能が充実していて、世界史に影響を与えてきた有名都市が多くあり、このカテゴリーではそんなヨーロッパの様々な都市を紹介しています。
|
|
|
|
現代でこそ「都市」といえばあくまで「国家の一部」というあり方が一般的ですが、古代におけるポリス、中世における自由都市など、昔は「都市そのものが国家(=都市国家)」としての体をなしているのが普通でした。近世以降、絶対王政の確立で中央集権的な政治勢力(=領域国家)が台頭し、その機構に組み込まれる中で都市国家の存在は消えていきましたが、現在でもバチカンやサンマリノ、シンガポールなどわずかながら「都市国家」としての体を成している国は存在します。
近世から始まる主権国家体制への移行で、中央政府の裁量により繁栄する都市、衰退する都市様々でしたが、18世紀以後、産業革命が勃発すると、欧州諸都市の人口は工業化により爆発的に増え、人口100万を超える大都市、さらに1000万を超える巨大都市(メトロポリス、メガシティ)まで登場するようになります。このように工場・商業施設進出で産業化が進むことで、人口集中・市街地化・農村的生活様式から都市型生活様式への変化していく現象を都市化(アーバニゼーションurbanization)といいます。
-行政都市・政治都市
-地方中枢都市
-商業都市
-工業都市
-農業・水産業・林業都市
-軍事都市
-学術都市・研究都市
-資源都市
-観光都市
-保養都市
-宗教都市
-田園都市
首都(英:capital)とは、一般的には「1国の中枢機能を担う都市」のことで、国の中央政府・立法機関・行政機関・司法機関などが置かれる経済的・政治的な中心地です(例:イギリス・ロンドンやフランス・パリなど)。一方で政治的・経済的中心でなくとも、その国の文化的・歴史的象徴とされる都市が選定されることもあり(例:オーストリア・キャンベラ、トルコ・アンカラ、スイス・ベルンなど)、また都市そのものが国なために、そもそも首都というものが存在しない場合もあります(例:バチカン市国)。
|
|
|
|