デンマークの国旗デンマークの国旗は、赤地に左寄りの白十字が描かれたデザインで、赤は祖国愛、十字はキリスト教への信仰を表しています。デンマークの古語で「赤い布」を意味する「ダンネブロ」と呼ばれており、デンマーク王室を象徴しています。国旗の歴史1854年に正式に国旗として制定されました。デンマークはヨー...
国旗とは国家を象徴する旗のことです。国民統合、国家の権威の象徴として、裁判所や国会議事堂、国際会議などあらゆる公的機関で掲揚されています。国民国家の象徴として旗を掲げる慣習はヨーロッパが生み出したもの。それ以前は軍籍を示す目的で掲げられていたことから、多くのヨーロッパ諸国の国旗は中世の軍旗がモチーフになっています。
戦場で所属を示すのに使われた軍旗が国旗の起源で、12世紀からは十字軍の騎士が、17世紀からは船舶がその所属を示す目的で旗を用いるようになりました。そしてフランス革命以降は、ナショナリズムの高まりにより「自由」や「平等」の象徴として旗が掲げられるようになり、国民国家の象徴として旗を利用する慣習が定着したのです。
ヨーロッパの国旗で代表的なのは北欧諸国のキリスト教国であることを示す十字型旗、フランス革命以来、独立運動の象徴として掲げられた三色旗(トリコロール)などがあります。
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