キンブリ・テウトニ戦争のウェルケッラエの戦いを描いた絵画(ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ画)
ウェルケラエの戦いは、紀元前101年、ガリア・キサルピナに侵入したキンブリ人の軍勢と、それを迎え撃った共和政ローマとの間で起こった、キンブリ・テウトニ戦争中の戦闘の一つです。
キンブリ・テウトニ戦争におけるローマ側の勝利を決定的とした戦いでもあります。
アルプスのすぐ向こう側まで迫るキンブリ人の進撃は、ローマ社会に「terror cimbricus (キンブリの恐怖)」と呼ばれる大混乱をもたらしていただけに、この勝利はローマ市民を相当に安心させ、指揮官のガイウス・マリウスは民衆に称えられ、英雄的名声を手にしました。
実際この勝利は彼が行った大胆な軍制改革が功を奏してのものでした。
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