ヌマンティア戦争

ヌマンティア戦争

 

ヌマンティア戦争(第二次ケルティベリア戦争)は、紀元前153年から紀元前133年に起こった、イベリア半島中部ヒスパニアのケルティベリア人と共和政ローマとの間で起こった戦争です。

 

戦争の背景

イベリア人とローマ人の戦いは2度目であり、イベリア人一派のケルティベリア人は、第一次ケルティベリア戦争で一度ローマに破れています。ローマは講和条約の1つとして、ケルティベリア人に城壁都市を築くことを禁じていたのですが、それを破り城壁を築き始めたことで、両者の関係が悪化したのです。

 

戦争の開始

ローマは、城壁建設を黙認する代わりローマへの兵力供出と貢納で手を打とうとしました。しかしケルティベリア人がこれを拒否したため、条約違反を理由に宣戦布告し、ヌマンティア戦争が始まったのです。戦いは20年におよび、ローマは度々苦戦を強いられましたが、最終的には持久力で勝るローマが勝利し、ヒスパニアにおける支配圏をより強固なのものとしました。