第二次百年戦争

第二次百年戦争

第二次百年戦争の最終局面・七年戦争におけるフレンチ・インディアン戦争

 

第二次百年戦争とは、1688〜1815年までのおよそ130年にわたり断続的に継続したイギリスフランスの戦争です。この130年間の間でファルツ戦争、スペイン継承戦争、オーストリア継承戦争、七年戦争、フランス革命戦争ナポレオン戦争など数々の戦争が起こり、これらの戦争で両国が常に敵対していたことから、中世末期の百年戦争になぞらえこのように呼ばれているのです。その実は海外進出に力を入れていた英仏の植民争奪戦であり、両国ともインド、北米に植民地をもっており、利害で対立していたのです。最終的には、七年戦争を制したイギリスが勝利したといえ、フランスは北米、インドの植民地利権を喪失した一方、イギリスは史上最大規模の植民地を獲得し、パックス・ブリタニカ(イギリスによる平和)と呼ばれる世界秩序を体現したのです。