陶片追放でアテナイを追われたペリクレス
陶片追放は、古代ギリシア(主にアテナイ、アルゴス、シラクサなど)において前6世紀末頃から導入されていた、僭主(独裁者)の出現を未然に防ぐ制度です。ギリシャ語では「オストラシズム」とも呼び、市民は僭主となる恐れのある人物の名を陶片(オストラコン)に書いて、アゴラで投票。一定数を超えた人物は、10年間国外に追放される仕組みとなっていました。