西欧と東欧の経済格差|東欧が貧しい理由とは?

ヨーロッパというと漠然と「豊か」というイメージがある人も多いと思います。確かにヨーロッパ全体でみれば、その経済規模は北アメリカ大陸を上回り世界一です。ただしヨーロッパ内では、地域による経済格差があることは留意しておくべきことでしょう。

 

 

GDPが高いのは西欧諸国

ヨーロッパは西欧(西ヨーロッパ)、東欧(東ヨーロッパ)の2地域に大別できますが、GDPで上位にいるのは、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアなどいずれも西欧諸国ばかりです。東欧では唯一ロシアが、西欧諸国に匹敵する経済規模ですが、ほとんどの国は西ヨーロッパ諸国に大きく引き離されています。

 

東欧諸国が貧しい理由

1.ソ連崩壊後の混乱

まず理由の1つとして、東欧諸国というのは、元々ソ連の影響下にあった旧社会主義国だったということが挙げられます。ソ連崩壊後の東欧民主化革命による混乱があったので、西より経済発展が出遅れたのです。

 

2.地理的要因

東欧というのは内陸国が多く、西側諸国のように海路によるインフレが発達せず、貿易による利益が上がらなかったというのも大きいでしょう。西欧は作物より工業製品の輸出に力を入れて、工業化技術を飛躍的に発展させてきました。
しかし東欧は農業中心で、経済基盤といえば西へ農作物の輸入でした。工業技術を育てる機会に恵まれず、18、19、20世紀と急速に発展した西欧に大きく水をあけられてしまったのです。

 

3.資源不足

東欧には国内資源に乏しく、石油やガス、鉱物資源などを海外からの輸入に依存している国もあります。国の生命線を海外に依存するということは、主体的な外交が難しいということでもあり、経済停滞の一因になっています。

 

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