ヨーロッパ工業の特徴や歴史

ヨーロッパは産業革命以降の飛躍的な工業の発展により、世界中に工業製品を輸出することで豊かになっていきました。ヨーロッパの発展は工業の発展史と切り離して語ることはできません。ここではヨーロッパにおける工業の特徴(工業国や工業製品など)や歴史を紹介しています。

 

 

ヨーロッパの工業国

ドイツ

ドイツは現代の自動車や飛行機といった工業製品の基礎を形作った技術者、発明家を多数輩出している工業大国です。ノルトライン=ヴェストファーレン州ルール川下流域には、欧州最大の工業地帯ルール工業地帯があります。「ルール炭田」と「ライン川」の水運を背景に、鉄鋼、輸送機械、化学など各種製造業の発展で、世界有数の工業地域となりました。

 

※関連記事:ヨーロッパ最大の工業地帯|ルール工業地帯の発展理由とは

 

フランス

フランスにおいて、工業は農業にならぶ主要産業です。工業製品は食品加工、自動車、機械、金属など幅広く、近年は宇宙・航空産業などの発達も著しいです。

 

ロシア

ロシアは世界有数の原油や天然ガスの産出国で、石油・天然ガス産業は国の経済の中核になっています。首都モスクワから北のサンクトペテルブルクにかけては工業地帯になっており、サンクトペテルブルクの港からは多くの工業製品が輸出されています。

 

ヨーロッパで製造がさかんな工業製品

・船(ドイツ/ルーマニア/イタリア等)
・乗用車(ドイツ)
・自動車部品(イタリア)
・オフィス機器・コンピューター(オランダ/ドイツ/チェコ等)
・カメラ(ドイツ/スウェーデン/ロシア等)
・ダイヤモンド(ベルギー/ロシア等)

 

※やはりドイツは欧州最大の工業地帯(ルール地方)を擁するだけあり、様々な工業製品の生産量・輸出量で突出しています。また上記のようなヨーロッパの工業国同士で工業製品の共同生産を行なっているケースもあります。

 

ヨーロッパの工業化の歴史

18世紀後半:イギリスで産業革命(蒸気機関の発明)

‐1733 ジョンケイが飛杼(とびひ)を発明し産業革命の火ぶたを切る。
‐64〜67頃  ジェームズ・ハーグリーブスがジェニー紡績機を発明
‐69年 R.アークライトが水力紡績機を発明
‐69年 J.ワットが蒸気機関を発明
‐79年 S.クロンプトンがミュール紡績機を発明
‐87年 E.カートライトが力織機を発明

 

19世紀:イギリスに続き他の欧州諸国も次々と工業化

‐1830年代 蒸気機関車の実用化(鉄道が急速に普及)、ベルギーで第一次産業革命
‐1870年代 ドイツで第一次産業革命

 

ヨーロッパの工業化と環境問題

ヨーロッパといえば「環境問題への意識が高い」というイメージがあると思いますが、これはヨーロッパがどこよりも早く工業化を遂げたので、大気汚染や水質汚染などの環境問題にも真っ先に考えざるを得なかったためです。その為排ガスや排水などの規制はどこよりも厳しいです。ヨーロッパ人の環境に対する意識も高く、再生可能エネルギー普及の支えとなっています。

 

※関連記事:ヨーロッパにおける環境問題まとめ

 

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