ソビエト社会主義共和国連邦(通称:ソ連、ソビエト連邦)は、ロシア革命後のソビエト政権によって創建された、ロシア帝国を前身とする社会主義国家です。ロシア内戦を経た1922年の成立から、ペレストロイカによってソ連共産党が解体される1991年まで存続しました。
冷戦時代、ソ連の超大国化とそれにともなう共産圏の拡大は「ヨーロッパの東西分断」を引き起こし、西ヨーロッパ諸国(資本主義国)にとって重大な脅威であり続けました。
このカテゴリーでは、旧ソビエト連邦についての情報をまとめています。ソ連成立の過程については「ロシア革命」を、ソ連崩壊の過程については「ソ連崩壊」の別カテゴリーを参照していただければ幸いです。
ソ連の国旗は赤の下地に、金の鎌および槌、五芒星を記した旗になります。赤は共産主義、鎌は農民、槌は工場労働者、五芒星は5大陸における共産主義の勝利を表しています。
衛星国も含めたソ連の版図
ソ連は成立後、ロシア帝国が築いたアジア〜ヨーロッパにまたがる広大な領土をそのまま継承。第二次大戦後は東欧諸国をも支配下に組み込むことで、その版図は史上最大となりました。2240万2200平方キロメートルにもおよぶ総面積は、地球の全陸地面積の6分の1弱、アメリカの2倍以上に相当します。
その広大な領土に2億2000万(1991年時点)の人口を擁し、国民の大半はスラヴ系のロシア人でしたが、100以上の民族が暮らす世界最大の多民族国家でもありました。そのため自治共和国・自治州・自治管区など細かい民族自治のもと統制が行われていました。
ソ連の連邦構成国は、表向きは主権国家として独立しているものの、実際はソビエト連邦政府に従属する衛星国でした。以下はゴルバチョフがブレジネフ・ドクトリン(制限主権論)を放棄するまで衛星国であった国々です。
ソ連傀儡の社会主義国
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