ヨーロッパにおける「服飾」の歴史

ヨーロッパ発祥、もしくはヨーロッパ風の衣服のことを総称して洋服といいます。和服と対になる言葉として使いますが、日本は和服を着ていた歴史のが長く、洋服を着るようになったのはわりと最近のことです。

 

 

 

アジアにおける洋服普及

洋服はヨーロッパで生まれ発展したものです大航海時代(15世紀半ば〜17世紀半ば)ヨーロッパ諸国の大西洋進出にともなって、アジア諸国にも持ち込まれるようになりました。その後機能性や耐性の高さが評価され、役人の制服に正式採用され、アジアでも洋服を着るのが当たり前になっていきました。

 

日本における洋服普及

日本における洋服との出会いは、ヨーロッパ人との出会いと時期を同じくします。16世紀に初めてポルトガル人が日本に渡来し、和服が一般的だった当時、ポルトガル人らが来ていた見慣れない服を「南蛮服(なんばんふく)」、「蘭服(らんふく)」と呼んでいました。

 

開国後に近代の西洋服装が流入してきてから「洋服」と呼ばれ始めます。

 

洋服が生活の一部に

日本では江戸時代にはキリスト教に対する禁教令により洋服を着ることが避けられたりもしましたが1861年幕府の一部機関で洋服が制服として採用されたのを皮切りに、実際の生活にも取入れられるようになりました。