ヨーロッパ最大の農業国は?

ヨーロッパ最大の農業国といえばやはりフランスがその筆頭として挙げられるでしょう。フランスの食糧自給率は122%。「EUの穀倉」「ヨーロッパのパン籠」などと呼ばれるほどに小麦、大麦、トウモロコシなど穀物の産出は群を抜いています。

 

穀物以外でも、根菜(じゃがいも、テンサイなど)や畜産(豚、牛乳、鶏卵など)など、あらゆる品目で世界トップ10には割り込み、EUでは文句なしの第1位、世界でもアメリカに次ぐレベルの農業生産国といえます。今回はそんなフランス農業の強さの秘訣を紹介します。

 

 

フランスが農業大国な理由

フランスの食料生産がヨーロッパでも群を抜いているのは、農業用地に適した広大な平地を有していることと、その気候が挙げられます。

 

農地

フランスの農用地面積の割合は54%にもなり、耕地面積にいたってはEU全体の21%をも占めています。この広大な耕地によりEUにおける小麦産出額の36%、トウモロコシの41%をも占めているのです。

 

気候

フランスには海洋性気候/大陸性気候/地中海性気候という3つの気候区が存在しています。それぞれの気候区で生育の向き不向きがあり、国内で補い合うことで多種多様な作物の生産が可能になっています。

 

海洋性気候 大陸性気候 地中海性気候

牧草栽培

穀物栽培
果樹栽培

 

フランスの栽培作物(地域別)

北西部の平原地帯

家畜飼育(牛、豚、鶏)と作物栽培(小麦、ライ麦、トウモロコシ)を組み合わせて行なう混合農業がさかん。

 

中部・南部の丘陵地帯

温暖な気候を利用したブドウの栽培とワイン(ぶどう酒)の産出がさかん。

 

南部地中海沿い

地中海式農業がさかん。冬には小麦、大麦といった穀物、夏にはオリーブ、ぶどう、柑橘類など樹木作物の栽培が行なわれる。

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