戦いが行われたシチリア島の北海岸ナウロクス沖
ナウロクス沖の海戦は、紀元前36年9月3日に古代ローマで起こった、反カエサル派のセクストゥス・ポンペイウス軍と、カエサル派のオクタウィウス軍が、シチリア島ナウロクス沖の海戦です。セクストゥスはカエサル、クラッススと共に三頭政治の一角を担ったグナエウス・ポンペイウスの息子。父の死後、その支持基盤を受け継ぎ、カエサル派への抵抗を続けていましたが、前36年ナウロクス沖の海戦で大敗後、アナトリア半島西海岸のミレトスで捕えられ、処刑される運命を辿りました。